(1958年 日本) もしかしたら、黒澤明作品の中で一番好きかも知れない。 もちろん『七人の侍』も、『用心棒』も、『生きる』も、『天国と地獄』も、なんだったら『羅生門』も大好きなんだけど、やはり本作を鑑賞した後の爽快感に勝るものはない。 そして、…
(82년생 김지영 2019年 韓国) K-POPが好きでCS放送で音楽番組をよく見てますが、ジヨンって名前をよく見かけるので「本当にジヨンって名前は多いんだなぁ」などと思いつつ、本作は、そんなどこにでも居そうな”キム・ジヨン”という名の女性の物語。 家事と…
(The Suburbans 1999年 アメリカ) 先日、『VHSテープを巻き戻せ!』というドキュメンタリー映画を観まして、VHS全盛の時代を懐かしみ感慨にふけってしまいました。VHSテープを巻き戻せ!アトム・エゴヤンAmazon でも今回は『VHSテープを巻き戻せ!』の紹介…
(2020年 日本) 私が、草彅剛くんの「憑依型」と形容されるその演技力に驚かされたのは、2004年の『ホテル ビーナス』が最初だった。 TVドラマでの草彅くんを見てはいたが、当時、草彅くんと言えば「『ぷっ』すま」「チョナン・カン」などのバラエティのイ…
(2020年 日本) 「アルプススタンドのはし」、そこはスポットの当たらない日陰者たちの居場所。 そんな日陰者たちの心情が、高校野球の試合の観戦を通して徐々に変化していく感じが面白い。 そもそも「アルプススタンド」とは、甲子園球場にある応援席の事…
(The Suicide Squad 2021年 アメリカ R-15) たった10年の減刑を餌に寄せ集められた、刑務所に収監中の悪党たちが命懸けの極秘ミッションに挑む。 鑑賞前に知っておくべき事はコレだけで充分。 私は、序盤のあらすじも言いたくない。 できるだけ情報を入れ…
(어린 의뢰인 2019年 韓国) 2013年に韓国で実際に起きた継母児童虐待死亡事件を基に映画化しているとのことだが、最近は「実話ベース」と聞いてもあまり驚くことがなくなってきた。 現実世界に、信じられないような事件が多すぎる。 本作で扱われている事…
(2001: A Space Odyssey 1968年 アメリカ) 言わずと知れた「不朽の名作」にして「超難解映画」。 世間の声は「素晴らしい!」と大絶賛する人と「全く意味が分からない」と低評価をつける人の、ほぼ両極端。 でも、意味が分からないからと言って”駄作”と言…
(Waves 2019年 アメリカ PG-12) 公開当時「プレイリスト・ムービー」みたいな宣伝のされ方をしていたので、音楽が前面に押し出された映画なのかと思っていたが、実際には音楽は非常に自然に使われていて、個人的には映像の方に興味を惹かれました。 非常に…
(Black Widow 2021年 アメリカ) マーベル・シネマティック・ユニバース第24弾。 2010年の『アイアンマン2』での初登場以来、10年以上アベンジャーズのメンバーとして活躍してきた”ブラック・ウィドウ”初の単独映画。 と聞くと、「今まで観てないし」とか…
(Romancing the Stone 1984年 アメリカ) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督が、その前年に監督したロマンティック・アドベンチャー・コメディ。 1984年ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)で、作品賞・主演女優…
Richard Donner (1930–2021) また偉大な才能が一人、この世を去ってしまった。 2006年の『16ブロック』以来監督業から遠ざかっていたが、今年に入ってから『リーサル・ウェポン』シリーズ第5弾の監督就任が発表されたばかりだったので、ショックは倍増です…
(Godzilla vs. Kong 2021年 アメリカ) 前作『キングコング:髑髏島の巨神』(以下、前作)から約50年、すくすく育ったコングは更に巨大に。 前作の時は、ゴジラと闘うにはちょっとどうだろう?って感じのサイズ感でしたが、かなり立派に成長しました。 寝起…
(Kong: Skull Island 2017年 アメリカ) 映画は1944年、ある島に戦闘中のアメリカ機と零戦が墜落するところから始まる。 無事脱出した二人のパイロットが死闘を繰り広げていると、崖下から巨大な猿のような生き物が現れる! 出し惜しみ無し。 チラチラと体…
(Godzilla: King of the Monsters 2019年 アメリカ) 舞台は前作の『GODZILLA ゴジラ』から5年後。 芹沢猪四郎教授ことケン・ワタナベ率いる怪獣調査期間「モナーク」は、世界各地で休眠中の怪獣を発見、そこに基地を建設し調査を続けていた。 その一つであ…