yakkunの趣夫生活

人生で大切なことは、全て映画が教えてくれた。

2020-01-01から1年間の記事一覧

『ワンダーウーマン 1984』〜 愛だろ、愛!

(Wonder Woman 1984 2020年 アメリカ) 随分と久しぶりの投稿となりましたが、再開1回目を飾るのは待ちに待った『ワンダーウーマン 1984』。2017年公開の前作に引き続きガル・ガドットが主演、パティ・ジェンキンスが監督を務める。今作でヴィランを演じる…

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』〜 MADな世界の歩き方

(Mad Max: Fury Road 2015年 オーストラリア・アメリカ R-15) いよいよ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、地上波初放送! 基本的には「追いかけっこ」、「行って帰る」だけの単純なストーリーの中に隠された複雑な人間ドラマを、わたしなりの解釈…

『ボヘミアン・ラプソディ』〜 最高なバンドの最高な映画

(Bohemian Rhapsody 2018年 イギリス・アメリカ) 9月5日はフレディ・マーキュリーの誕生日。という訳で、『ボヘミアン・ラプソディ』。 ラミ・マレック、 グウィリム・リー、 ベン・ハーディ、 ジョゼフ・マゼロの4人が見事にクイーンを再現。監督はブラ…

『キャビン』〜 納涼!ホラー祭り!

(The Cabin in the Woods 2012年 アメリカ) 『クローバーフィールド/HAKAISHA 』の脚本家ドリュー・ゴダードが監督・脚本、『アベンジャーズ』の監督ジョス・ウェドンが脚本・製作によるホラー映画。出演は『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース、『シ…

観ずに死ねるかっ! 〜 公開が楽しみすぎるDC映画5作品+1

新型コロナの影響で、新作映画の公開延期や製作中断が続いておりましたが、少しづつ撮影再開のニュースも届くようになって参りました。そんな中、先日、DCコミックスのオンライン・イベント「DCファンドーム」が開催され、続々と新作の予告編が公開されまし…

『デッドフォール』〜 外連味たっぷりの”the 映画”

(Tango & Cash 1989年 アメリカ) 『ロッキー』、『ランボー』シリーズのシルベスター・スタローンと、『ニューヨーク1997』、『遊星からの物体X』、『ゴーストハンターズ』のカート・ラッセルの二大スター共演によるコメディ・アクション。監督は『暴…

『国際市場で逢いましょう』〜 コミカルなタッチで描く激動の韓国史

(국제시장 Ode to My Father 2014年 韓国) 公開当時、韓国映画歴代4位となる観客動員1400万人を記録し、韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞で作品賞、監督賞など10部門を受賞した。 主演は『新しき世界』、『哭声/コクソン』の実力派ファン・ジョンミン。…

『いちごの唄』〜 だいじょばないけど大丈夫!

(2019年 日本) NHK朝ドラ『ひよっこ』の脚本を手掛けた岡田惠和が、同作にも出演したロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸と共著という形で発表した同名小説を、同じく『ひよっこ』にも出演していた古舘佑太郎、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』、…

ルトガー・ハウアーを偲んで 〜 私がハマったルトガー・ハウアー出演作5作品

早いもので、ルトガー・ハウアーが亡くなってから1年が経ってしまった。もう彼の新作を観る事は出来ないが、お気に入りの彼の作品で、大好きだった彼の姿を何度も観ることは出来る。そんな訳で、今回は彼のカッコイイ姿が拝める、大好きな5作品をご紹介させ…

『透明人間』〜 見えない恐怖と信じてもらえない絶望感

(The Invisible Man 2020年 アメリカ・オーストラリア PG-12) 『ソウ』シリーズ、『インシディアス』シリーズの脚本家として知られるリー・ワネルが監督し、H・G・ウェルズの同名小説を原作とし1933年に映画化された『透明人間』を現代風にアレンジしリブ…

『ランボー ラスト・ブラッド』〜 ただ静かに暮らしたいだけなのに

(Rambo: Last Blood 2019年 アメリカ R-15+) 『ロッキー』と並ぶシルベスター・スタローンの代名詞的シリーズ。11年ぶりの第5作目にして完結篇。スタローンは脚本も共同執筆。監督を務めるのは、メル・ギブソン主演『キック・オーバー』のエイドリアン・…

『マーニー』〜 真実を知る事は幸せなの?

(Marnie 1964年 アメリカ) ウィンストン・グレアムの同名小説を、アルフレッド・ヒッチコック監督が映画化。出演は、ヒッチコック監督の前作『鳥』でも主演を務めたティッピ・ヘドレンと、初代ジェームス・ボンドとして既に人気を獲得していたショーン・コ…

『ハリーの災難』〜 ヒッチコックの「ほのぼの」サスペンス

(The Trouble with Harry 1955年 アメリカ) 数あるアルフレッド・ヒッチコックの作品の中でも異彩を放つコメディ調サスペンス映画。 出演は『三十四丁目の奇蹟』のサンタクロース役が有名なエドマンド・グウェン、『チャーリーズ・エンジェル』で声だけし…

『引き裂かれたカーテン』〜 初めチョロチョロ、なかパッパ、ラストでグイグイ盛り上がる

(Torn Curtain 1966年 アメリカ) 東西冷戦時代の東ドイツを舞台にしたアルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス・ミステリー。 出演は『ハスラー』、『動く標的』のポール・ニューマン、『メリー・ポピンズ』、『サウンド・オブ・ミュージック』のジュ…

『スカイスクレイパー』〜 ダクトテープ万能説

(Skyscraper 2018年 アメリカ・中国) ドウェイン・”ザ・ロック様”・ジョンソンが『セントラル・インテリジェンス』のローソン・マーシャル・サーバー監督と再タッグ。共演に『スクリーム』シリーズのネーヴ・キャンベルなど。 あらすじ 人質立て籠もり事件…

『時をかける少女』(1983)〜 ラベンダーの香りと土曜日の実験室

(1983年 日本) 何度もTVドラマ化、映画化されている筒井康隆の同名SF小説の最初の映画化作品。監督は大林宣彦で、『転校生』(1982)、『さびしんぼう』(1985)と合わせて「尾道三部作」と呼ばれる。主演は原田知世は、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞…

『デッド・ドント・ダイ』〜 シュールでユルいゾンビ・コメディ。だがメッセージはストレート。

(The Dead Don't Die 2019年 アメリカ R-15) 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『ミステリー・トレイン』、『パターソン』などのジム・ジャームッシュ監督によるホラー・コメディ。主演は、ジム・ジャームッシュの作品に出演するには4度目となるビ…

『知りすぎていた男』〜 ケ・セラ・セラ♪なるように・・・ならない!

(The Man Who Knew Too Much 1956年 アメリカ) アルフレッド・ヒッチコック監督が、1934年製作の自身の監督作『暗殺者の家』を自らリメイク。主演は『ロープ』、『裏窓』、『めまい』でもヒッチコックと組んでいるジェームズ・スチュアート。主人公の妻役…

『七年目の浮気』〜 男の妄想が止まらねぇ〜!

(The Seven Year Itch 1955年 アメリカ) 地下鉄の通風口からの風で白いドレスのスカートがふわりと浮き上がる。 この映画史上に残る有名なシーンで知られる、マリリン・モンローの代表作の1本。ブロードウェイの同名舞台劇を、『麗しのサブリナ』、『お熱…

『アルキメデスの大戦』〜 メジャーひとつで帝国海軍と戦った男

(2019年 日本) 『ドラゴン桜』で知られる漫画家、三田紀房の同名漫画を原作とし、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『寄生獣』の山崎貴が監督を務め映画化。主演は『帝一の國』『あゝ、荒野』などの菅田将暉。共演に『きみの鳥はうたえる』『火口のふたり…

『バーニング 劇場版』〜 モヤモヤがクセになる

(버닝 2018年 韓国 PG-12) 村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を原作に、『ペパーミント・キャンディー』『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督が映画化。出演は、『ベテラン』のユ・アイン、T Vシリーズ『ウォーキング・デッド』のスティー…

『悪いことしましョ!』〜 誰もが特別なオンリー・ワン

(Bedazzled 2000年 アメリカ) 1967年のイギリス映画『悪いことしましョ!』(Bedazzled)のリメイク。監督は、『恋はデジャ・ブ』の監督・脚本、『ゴーストバスターズ』シリーズでは脚本を手がけ出演もしていたハロルド・ライミス。出演は『ハムナプトラ』…

『ディア・ハンター』〜 One Shot !

(The Deer Hunter 1978年 アメリカ PG-12) 第51回アカデミー賞に於いて9部門でノミネートされ、作品賞、監督賞、助演男優賞など5部問を受賞。アメリカ国立フィルム登録簿にも登録されている歴史的名作。ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ、クリ…

『海外特派員』〜 緊張と緩和

(Foreign Correspondent 1940年 アメリカ) サスペンス映画の神様、アルフレッド・ヒッチコックが製作基盤をイギリスからアメリカに移し、アカデミー作品賞に輝いた『レベッカ』に続き製作したハリウッド第二作目。主演は、後にサム・ペキンパー監督の傑作…

『グリーンブック』〜 絶対に曲げられない信念が、そこにはある

(Green Book 2018年 アメリカ) ジャマイカ系アメリカ人のピアニスト、ドクター”ドン”シャーリーと、彼の運転手であるイタリア系アメリカ人トニー・ヴァレロンガが1962年にアメリカ南部を回ったコンサート・ツアーを元に映画化。トニーを演じるのは『ロード…

『アメリカン・アニマルズ』〜 面白い。実に興味深い。

(American Animals 2018年 アメリカ) 2004年、ケンタッキー州の大学生4人が刺激を求めて大学図書館からヴィンテージ本を盗んだ事件を映画化。監督はドキュメンタリー映画出身のバート・レイトン。出演は、『X-メン』シリーズのクイックシルバーで知られる…

『モダン・タイムス』〜 そして志村けんに思いを馳せる

(Modern Times 1936年 アメリカ) ご存知チャーリー・チャップリンの代表作のひとつで、監督・製作・脚本・作曲もチャップリン。本作が制作された当時は、いわゆるトーキー映画が既に普及していたが、敢えてサイレント映画に音楽と効果音が入るサウンド版と…

『バンブルビー』〜 80年代が好きな人には堪らない

(Bumblebee 2018年 アメリカ) マイケル・ベイ監督の大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の登場人物バンブルビーを主人公にしたスピンオフ作品。シリーズ第1作『トランスフォーマー』の出来事の20年前、1987年のカリフォルニアを舞台にバンブルビー 達…

『アメリカン・グラフィティ』〜 青春の一夜であり、青春時代の縮図

(American Graffiti 1973年 アメリカ) ジョージ・ルーカスの監督第2作で、ルーカス自身の高校時代の話をベースに、高校を卒業した青年たちの一夜の出来事を描く。出演は、『ジョーズ』、『未知との遭遇』などルーカスの盟友スティーブン・スピルバーグの…

『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』〜 人生はドラマティック

(The Big Sick 2017年 アメリカ) 『40歳の童貞男』などのジャド・アパトー監督が、パキスタン出身のコメディアン、クメイル・ナンジアニと妻エミリーの実体験を聞き製作したロマンティック・コメディ。クメイル、エミリー夫妻自らが脚本をし、クメイルは本…