(Kramer vs. Kramer 1979年 アメリカ)
クレイマーといっても文句をつけてく方のクレーマーの話ではありません。人の名前です。
原題は『Kramer vs. Kramer』。クレイマー対クレイマー、同じ名前の人の戦い、つまり父親と母親の親権争いの話です。
あらすじ
仕事人間のテッドが昇進話の報告をしようと家に帰ると、妻のジョアンナから一方的に別れを告げられ家を出て行かれてしまう。
息子のビリーは母親が出て行ってしまったことに不満を漏らしテッドに反抗するが、次第に父と子だけの生活にも慣れ、ふたりは絆を深めていく。
感想
本作は’79年度のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞。惜しくも受賞は逃しましたが、息子のビリーを演じたジャスティン・ヘイリーも助演男優賞にノミネートされました。
ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープの名優に挟まれ、彼らに負けない名演を見せてくれたジャスティンくん。時に憎たらしく、時に可愛らしく、演技とは思えない自然な演技で、物語に説得力を持たせるのに一役買ってます。まさに「アカデミー賞級」の名演。
観終わった後は、きっとあなたもフレンチ・トーストが食べたくなるでしょう。
オープニング、そして本編中で何度も流れ、聞けばすぐに『クレイマー、クレイマー』とわかる本作のテーマ曲。
オリジナル曲ではなくヴィヴァルディの『マンドリン協奏曲』だと知ったのは、ずいぶん後になってからでした。
恥ずかしい・・・。
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