80年代に大ヒットしたTVドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』の映画化作品。
監督は『ヒート』『コラテラル』など、男臭い作品を得意とするマイケル・マン。
彼はTVシリーズでも脚本や製作総指揮を担当していたということなので、期待は高まります。
という事でいざ観始めると・・・。
あれっ!?なんか違う!
TVシリーズも、そんなに熱心に観てたわけでわないんですが、もっと明るくポップな感じだった気が・・・。
流行りのアーティストの歌もかかって、MTVっぽい雰囲気だった気が・・・。
フェラーリもちょっとしか出てこないし、全編を通じてマイアミっぽさがあまりない。
詐欺じゃないかーーーっ!
と思いながら観ていると、重厚でクール、なかなか面白い刑事モノでした。
流石はマイケル・マン監督と言ったところでしょうか。
主人公は、TVシリーズと同じソニーとリコの刑事コンビ。
二人は、FBIの依頼で麻薬組織に潜入する事に・・・。
なので、「マイアミ・バイス」というタイトルは忘れて「刑事コンビの潜入捜査モノ」として観ていただければ充分楽しめる映画でした。
主演の二人、ソニー役のコリン・ファレルとリコ役のジェイミー・フォックスも結構ハマってるし、ソニーが恋仲になる組織の女を演じるのがコン・リーというところが(コロンビアの組織なのに)意外と良かったと思います。
二人の仲が怪しくなり出すあたりから、映画も盛り上がり出すんだよねぇ。(私が「マイアミ・バイス」でないことに納得し始めただけという話も・・・。)
終わり方も So Cool !
結果、面白い映画ではあったのですが、鑑賞後に「なおさら、あの『マイアミ・バイス』の新作が観たい」と思ってしまうのでした。
誰か作ってくれないかなぁ。
いっそ舞台も80年代で。当時のヒット曲もバリバリ使って。
改めて、80年代好きの自分に気づかされる一本でした。
という訳で、当時の『マイアミ・バイス』を知らない人、あの『マイアミ・バイス』ではないことに納得して観れる人にはオススメの、映画版『マイアミ・ばいす』でした。
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