DCコミックのスーパーヒーロー映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』。
映画のクライマックス、一番いいところで登場し、初お目見えとなったガル・ガドット=ワンダーウーマン。
本作は、そんなワンダーウーマンの単独映画第一弾。
女性だけのアマゾン族が住む島セミッシラ。プリンセスであるダイアナは外の世界のことは本で学んだだけ、男性を見たこともなかった。
強く美しい女性に育ったダイアナは、ある日外の世界から迷い込み海に墜落する戦闘機を発見し、海中に沈みそうなスティーブ・トレバーを救助する。
スティーブから外の世界の「戦争」のことを聞いたダイアナは、戦争を止めるためスティーブと外の世界へ。
初めての外の世界で色々な「初めて」に遭遇するプリンセス・ダイアナがとても可愛い。
本作を、”戦う「ローマの休日」”と表現したのは、私が敬愛する町山智浩さん。
アン王女がジェラートに感動したように、ダイアナもアイスクリームに感激し、アイス売りに一言「あなた誇りに思うべきよ」。
でも、部屋にこもってああでもないこうでもないと会議ばかり繰り返し、兵士を使い捨てにするイギリス軍の上官たちに「私の国では、将軍も兵士とともに戦う」と説くシーンは最高に胸アツ!
『スター・トレック』シリーズでは皆を引っ張るカーク船長=クリス・パインも、今回は完全にワンダーウーマンのサポート役。文字通り「踏み台」になるシーンも。
『ワイルド・スピード』シリーズではお飾りというか、花を添える程度だったガル・ガドットも、今回は剣を振り、膝で滑り込み、バリバリアクションしまくってます。しかも妊娠中だったと聞いて、またビックリ!!
映画は、映画館で見てもTV、DVDで観ても、エンドロールまで見る主義。
本作に限らず、皆さんにも、映画はエンドロールまで観ていただきたいのですが、『ワンダーウーマン』のエンディングで流れるSiaの『to be human』は、本作の為に書かれたような、映画の内容にバッチリはまった歌なので、映画の余韻に浸りながらじっくり聞いていただきたいのです。
ただ、劇場版もソフト版も、歌の歌詞に字幕が付かないのが実に残念・・・。
皆さんは、ネットで歌詞の和訳を見ながら鑑賞して下さい。
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