座ると望んだ過去に戻れる席があるという喫茶店「フニクリフニクラ」。
そのためには幾つかのルールがあり、過去の戻れるのはコーヒーをカップに注いでからそのコーヒーが冷めるまで、「コーヒーが冷めないうちに」飲み干さなければいけない。
開始10分、わたしは戸惑った。「過去に戻れる喫茶店」の話だということは知っていた。
ただ登場人物たちが皆そのことを普通に受け入れていることに驚愕!
店員はもちろん、カウンター席の常連客、挙句は噂を聞いて来た客が過去に戻れる席に座りたいと言い出す。
だがその席には「幽霊」が座ってるって!?
以上の設定を開始10分で畳み掛けられる。(開始10分の話だからネタバレじゃないよね?)
この映画はどんなテンションで観ればいいのか?
わたしは変な映画を掴んでしまったのか?
その懸念を見事に打ち破る、なかなかの良作でした。
この世界観を受け入れられるかどうかで、本作の評価は大きく変わると思います。
そうゆう世界の話なんだと納得してしまえば、感動的な物語を楽しめるでしょう。
逆に、そこが引っかかっちゃうと話に入り込めないんじゃないでしょうか?
4つのエピソードからなる本作。「4回泣けます」という触れ込みだったが、残念ながら「3回しか」泣けませんでした。
だが、泣けはしなかったが、1番目のエピソードで、この映画の趣旨を理解することが出来た。
過去に戻っても、一度起こってしまった事は変える事が出来ない。では彼らはどうする?何のために過去へ行く?
薬師丸ひろ子さんと松重豊さんのエピソードが一番泣けた。
お二人とも上手すぎます。松重さんの泣き笑いにもらい泣き。
最後のエピソードも、ひねりが効いててとても好きです。
例によって、今作もエンドロールは最後まで見ましょう。イエィ!
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