(机器之血:Bleeding Steel 2017年 中国・香港)
還暦を過ぎても衰える気配なし!
みんな大好きジャッキー・チェン主演のSFアクション。
タイトルに『ポリス・ストーリー』とありますが、『警察故事』シリーズとの関係はない。
あらすじ
危篤に陥った幼い娘の病院へ向かう途中、リン(ジャッキー・チェン)は証人警護の任務に召集される。そこで謎の黒尽くめの集団に襲われるが、リンは自らの身を犠牲にし大爆発に巻き込まれる。
13年後、この事件の裏にある事実を元にしたと思われる小説『Bleeding Steel』が出版され大ヒットすると、著者の元に、又あの黒尽くめの集団が、ネタの出どころを追求に現れる。そこには、謎の青年リ・スンと、覆面で顔を隠していたリンの姿も。
感想
ジャッキー映画なのに、バイオノイドとかが出てきてビックリ。
導入部分は、幼い女の子が危篤状態だったりして重苦しい雰囲気。
『ポリス・ストーリー/レジェンド』みたいにシリアスな話かと思いましたが、フタを開けてみれば、いつものジャッキー映画でした。
設定をSFにする必要があったかというと、ここまでコテコテのSFにしなくても成立した話だったのではないかと思います。
SFにしたのは、時流に乗るためか、これまでのジャッキー映画との違いをアピールするためか?
決して、SF要素が邪魔になってるわけではないので、そこは素直に受け入れて楽しんでしまいましょう。
ただ、バイオノイドとか宇宙船のような乗り物を造る技術がある一方で、その他の人々の生活が普通に現代的でちょっと違和感。
13年後とは、一体いつから13年後なのか?
でも、気にしない気にしない。
『西遊記〜はじまりのはじまり〜』『人魚姫』に出てたショウ・ルオが、狂言回し的なリ・スン役を好演。
ジャッキーとの相性はとてもいい感じで、往年のユン・ピョウとのアンサンブルを思い出しました。
ナンシー役のオーヤン・ナナ、本業はチェロ奏者で、なんと欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)の姪御さんでした。
音楽一家のようですが、非常に可愛らしい方ので、もっと映画に出てくれることを希望します。
ジャッキーのダイナミックなアクション・シーンも健在。
今回は、シドニーのオペラハウスの屋根の上で大立ち回り。
ただ、昔のようにジャッキーの体を張った無茶なアクションではなく、大分、編集とカット割りで誤魔化している感はありますが、むしろこっちの方が普通で、以前が無茶しすぎだったってこと。
トム・クルーズもそうだけど、まだまだ彼らには映画で楽しませて欲しいので、あまり無茶はして欲しくないです。ホントに。
ジャッキー映画恒例、エンドロールのお楽しみ。
今回はNG集というよりは、メイキング映像集という感じでした。
そしてバックに流れるのは、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』の主題歌『英雄故事』のジャッキーによるセルフ・カバー。
なつかしい。
最後に、ジャッキーが「必ず続編を撮ろう!」と言ってましたが、続編があったら是非見たいと思います。
こんな人にオススメ
ジャッキー・チェンの映画が好きな人。と言ってしまうと身も蓋もないですね。
細かいことは気にせずに、アクション、コメディを楽しめる方には向いてるかと思います。
こちらもオススメ
カンフー映画に対するリスペクトと愛に満ちた映画『ゴースト・ハンターズ』
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