yakkunの趣夫生活

その日の気分で映画を決めよう!今日の気分はワクワク?ハラハラ?それとも・・・。

『フォードvsフェラーリ』〜イイ意味で熱苦しい「男」の映画。イイ意味で。

(Ford v Ferrari 2019年 アメリカ)
フォードvsフェラーリ (オリジナル・サウンドトラック)




1960年代、ル・マン24時間耐久レースで連覇を続けるイタリアの名門フェラーリの牙城に挑んだ二人の男の物語。

元レーサーのカー・デザイナー、キャロル・シェルビー役にマット・デイモン。

シェルビーにレースを託されるケン・マイルズ役にクリスチャン・ベイル。

監督は『17歳のカルテ』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『ナイト&デイ』『LOGAN/ローガン』などの、ジェームス・マンゴールド。



あらすじ

アメリカの自動車メーカー「フォード」は、自社のイメージ戦略としてル・マン24時間耐久レースを4連覇しながらも経営難に陥っている「フェラーリ」の買収を試みるも、社長のエンツォ・フェラーリに「醜い工場で醜い車を作ってろ」と一蹴されてしまう。

怒ったフォード車社長のヘンリー・フォード二世は、総力を挙げてレースカーを開発し、ル・マンでフェラーリを打ち負かすことを決意する。



感想

一言で言えば ”最高!”

わたしの大好きな、でも一生触れることもないであろう憧れの車”シェルビー・コブラ”の生みの親、キャロル・シェルビーと、彼と共に名車”フォードGT40”の開発にも携わったレーシング・ドライバー、ケン・マイルズの物語。

二人の友情ドラマも熱いのだが、マイルズ家の夫婦のドラマ、親子のドラマにもグっと来るものがあります。

”コブラ”と”GT40”の雄姿が観られれば「まあ満足かな」と思っていたわたしには、まさに嬉しい誤算なのでした。



実話の映画化とはいえ、物語を盛り上げるための脚色が色々となされているようですが、わたしは「映画」を楽しみに行ってるのであって、史実を学びに行ってるわけではないので面白ければOKなのです。

FORDの副社長さんなんて完全な悪役にされちゃってるけど、本当は良い人だったらしいし・・・。かわいそ。

でも、この内部の敵みたいな副社長さんのおかげで、観てる側はシェルビーとマイルズにドンドン感情移入してしまいます。

敵はフェラーリだけじゃなかった!



主演のマット・デイモンとクリスチャン・ベイルも熱すぎるぐらい熱い。

イイおっさん二人が取っ組み合いの喧嘩をするシーンが、最高に面白い。

それを見ていたマイルズの奥さんがケンカを止めるのかと思いきや、庭に椅子と雑誌を持って来て、二人が見えるところに座った時には笑いました。

背後からクリスチャン・ベイルに首を絞められたマット・デイモンが、一度掴んだ缶詰を「これは洒落にならん」とばかりにパンか何かに持ち替えてクリスチャン・ベイルを殴るのも好き。



当初の目的というか、一番観たかったレース・シーンも勿論大満足の出来。

CGを使ってないというのが信じられないぐらいの大迫力。

むしろCGを使ってないからこそ出せる迫力なのか?


迫力あるレース・シーンも、肝心のドラマがあってこそだということも再認識。

どこまでが実話でどこまでが創作かはわからないが、絶対に負けられない状況に追い込まれるからこそ、観る者はハンドルを握るマイルズを応援し、手に汗握るってもんです。

迫力ある映像も相まって、比喩じゃなく、本当に観ていて手足に力が入ってしまいました。


「まだ勝てる。あと2回抜け」って!(笑)


マイルズもシェルビーも、お前ら男だ!