マイケル・ベイ監督の大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の登場人物バンブルビーを主人公にしたスピンオフ作品。
シリーズ第1作『トランスフォーマー』の出来事の20年前、1987年のカリフォルニアを舞台にバンブルビー 達オートボットが初めて地球にやってきた時の物語。
監督は『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』のトラヴィス・ナイト。
主演は『トゥルー・グリッド』で数々の賞を受賞したヘイリー・スタインフェルド。
あらすじ
主人公チャーリー・ワトソンは継父とは折が合わず、毎日ガレージに籠っては亡き父の形見であるシボレー・コルベットの修理ばかりしている。
ある日、車の部品を探しに行った廃品屋でホコリを被ったフォルクスワーゲン・ビートルを発見。
チャーリーは廃品屋の主人と交渉しビートルを譲り受けるが、そのビートルは惑星サイバトロンから地球に逃げてきたバンブルビーが姿を変えた物だった。
感想
ホントにわたしの好きな物で溢れかえっている映画です。
だって、舞台が80年代なんだもん。
サントラはボン・ジョヴィの『夜明けのランナウェイ』、デュラン・デュランの『セイヴ・ア・プレイヤー』、スティーヴ・ウィンウッドの『ハイアー・ラヴ』、 a-haの『Take On Me』、ティアーズ・フォー・フィアーズの『ルール・ザ・ワールド』と、片っ端から懐かしい曲のオンパレード。
チャーリーの隣に住んでる同級生メモの部屋には『郵政からの物体X』と『レイダース/失われたアーク』のポスターが貼ってあるし、極めつけがバンブルビーがチャーリーのガレージで観ているビデオ。
これがなんと『ブレックファスト・クラブ』なのです。
やっぱり80年代を代表する映画といえば『ブレックファスト・クラブ』ですよね。
バンブルビーも影響受けまくっちゃってるし、分かるよその気持ち。
『ブレックファスト・クラブ』の感想はこちら
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それにしてもバンブルビーが可愛すぎる。
デカい身体で可愛い仕草、物凄い既視感を感じたんですが、これはきっと『アイアン・ジャイアント』ではないだろうか。
アイアン・ジャイアントもメッチャ可愛かったもんなぁ。
ストップモーション・アニメの第一人者レイ・ハリーハウゼンに憧れて、前作『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を撮ったトラヴィス・ナイト監督、絶対わたしと趣味が合うと思う。
劇中に登場する曲も映画も、わたしの好きな物ばかり。
きっと彼も『アイアン・ジャイアント』が好きに違いない。
次回作はマーク・ウォールバーグ主演で『600万ドルの男』の映画化を予定しているようなので、これも楽しみです。
ラストはちょっと切ないですが、バンブルビーが『ブレックファスト・クラブ』のあのポーズを決めてくれるし、おまけに『ブレックファスト・クラブ』のテーマソング、シンプル・マインズの『ドント・ユー』まで掛かって最高すぎるぜ。
マジ、鳥肌立った。
エンディングで流れる『Back to Life』はヘイリー・スタインフェルドが作詞・作曲して、更に歌っているようなのですが、この人どれだけ多才なんでしょう。
彼女もこれからが楽しみな女優さんですね。