中学生から成績優秀だったリンは、特待奨学生として進学高校に編入する。そこで友達になったグレースを、試験中にカンニングで救ったことでグレースのボーイ・フレンドからカンニング・ビジネスの話を持ちかけられる。
私たち世代にとって、カンニング映画といえば’80年のフランス映画『ザ・カンニング IQ=0』。
どうしても、あのノーテンキなドタバタ・コメディを想像しながら観始めたので、あまりにも本格サスペンスな仕上がりでビックリ!
良い意味で裏切られました。あちこちで絶賛されてるのも納得。
見付からないように任務を遂行するスパイ映画と、タイムリミット・サスペンスの良いとこ取り。
スパイスに高校生の恋愛要素と、親子愛の物語を加えたら傑作が生まれました。
カンニング方法も、今どきのハイテク技術を使ったものでなく、かなりアナログな方法なのが非常にスリリング。
前半で、取り調べシーンが時折挿入されるのも、ハラハラ感を盛り上げるのに効果的。
貧しい家庭の子は成績良くて、金持ちの子は勉強できないっていう図式はありがちじゃない?ってことは、言いっこ無しです。
カンニングといって思い出すのは、高校時代の話、カンニング・ペーパーを作ろうと小さい紙に色々書き込んでたら、全部覚えちゃってカンニング・ペーパーが必要なくなるという・・・。良い思い出です。
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