(G.I. Joe: The Rise of Cobra 2009年 アメリカ)
アメリカの人気アクション・フィギュアを元にしたTVアニメの実写映画化。
原作では「G.I.ジョー」はアメリカ軍の特殊部隊チームであるが、本劇場版では世界各国から集めたメンバーで構成されている。
監督は『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズ。
出演は『マジック・マイク』『ホワイトハウス・ダウン』のチャニング・テイタム、『P2』『コナン・ザ・バーバリアン』のレイチェル・ニコルズ、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』でダース・モールを演じたレイ・パーク、『500日のサマー』『LOOPER/ルーパー』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、『アメリカン・スナイパー』『二ツ星の料理人』のシエナ・ミラー、『ハムナプトラ』シリーズのイムホテップ役アーノルド・ヴォスルー、韓国の大スター、イ・ビョンホン、『インナースペース』『オーロラの彼方へ』のデニス・クエイドなど。
『ハムナプトラ』シリーズの主役、ブレンダン・フレイザーも、ちょっとだけ出てます。
あらすじ
癌治療用に研究された「ナノマイト」から、総てを破壊する兵器が開発された。
この究極兵器が、世界征服を企む悪の組織”コブラ”に強奪され、アメリカ政府は国際機密部隊”G.I.ジョー”を出動させる。
感想
とにかく、色々派手にやっちゃってる映画。
パリの街で”G.I.ジョー”が”コブラ”を追うシーンでは、両チームとも破壊の限りを尽くします。
「近道だ」とか言って、店を突き破ってショートカットした日には、もう笑うしかない感じ。
パリ警察に囲まれて、「俺たちは正義の味方だ」って言っても説得力がありません。
元ネタが子供のおもちゃなんで当たり前なんですが、「世界征服」と言った時点でかなり子供向けです。
兵器のデザインもおもちゃっぽくて、商品化が目的のデザインなのかと思ってしまいます。
とまあ内容は子供向けなんですが、多彩な登場人物たちの人間模様が意外に面白いです。
主人公のチャニング・テイタムと”コブラ”に所属するシエナ・ミラーが元恋人同士だったり、そのシエナ・ミラーと”G.I.ジョー”の女性隊員レイチェル・ニコルズとの対立があったり、両チームの忍者キャラであるレイ・パークとイ・ビョンホンが、昔一緒に修行したライバル同士だったり、そして”コブラ”のボス、コブラコマンダーが実は・・・。
といった具合に、ゴチャゴチャしてしまいそうなエピソードを上手い具合にまとめあげて、最後まで飽きさせません。
むしろもっと見たいぐらいだったので、続編でキャストが大幅に入れ替わってしまったのは、ちょっと残念でした。
そのお話は、またいずれ。
ダース・モール好きのわたしとしては、レイ・パーク演じるスネークアイズがお気に入り。
イ・ビョンホンとの、白黒忍者対決は最高に「胸熱」です。
敵基地に侵入し、「床を踏んだら丸焦げ」と言いながら、スネークアイズが何故か逆立ち歩きで通れてしまったのは謎。
どういうシステム?
こんな人にオススメ
子供向けだっていいじゃないか!
休日などに、何も考えずに観るには最適だと思います。

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