リュック・ベッソン製作・脚本の人気シリーズ第5弾。
主要キャストは一新されているが、エミリアンの同僚刑事役のエドゥアルド・モントートは署長に、署長役だった ベルナール・ファルシーはマルセイユ市長にと、立場を変えて出演し、シリーズ皆勤賞。
あらすじ
パリ警察で検挙率No.1の警官シルヴァン・マロは、スピード狂で問題も多くマルセイユに左遷されてしまう。
赴任先では、高級スポーツカーを駆使したイタリア強盗団が警察を悩ませており、マロは捜査のために、あの伝説のタクシー運転手ダニエルの甥だが間抜けなタクシー運転手エディと組むことに。
感想
やはり、主演の二人が変更されているので、なれるまではチョット違和感。
しかも今回は、警官がスピード狂でタクシー運転手がドジキャラと、立場が逆転。慣れない。
それでも例のあの曲が掛かれば、テンションはグイグイ急上昇!
前作までの主役のひとり、タクシー運転手のダニエルを叔父に持ち、やはりタクシー運転手をしているエディが叔父からプジョー407を受け継いでおり、一度は手放していたが捜査に協力するために回収、スピード狂刑事シルヴァンがハンドルを握ってからはプジョーと一緒に映画も加速していきます。
例のイントロが流れて「『ミザルー』来たーっ!」と思ったら、ブラック・アイド・ピースの『Pump It』の方でした。まぁ、一緒ですけど。
それにしても『TAXi』第1作が公開されるまでは、ディック・デイルの『ミザルー』と言えば『パルプ・フィクション』のものだったのに、今じゃすっかり『TAXi』のものになってしまいましたね。
あの曲を聴くと、プジョーが疾走している画しか浮かびません。
それはさておき、映画の話。
主役二人のキャラが逆転している以外は、良くも悪くも今までのシリーズを踏襲したお話。
ただし、カー・チェイス・シーンは迫力満点。
「どうせ早回ししてるんでしょ」と斜に構えながらも、見ていて力が入ります。
改造プジョーを操るフランス刑事vs.フェラーリ、ランボルギーニに乗るイタリア強盗団といった、国別対抗戦の図式も分かりやすくて面白い。
しかし、ギャグに関しては小学生が喜びそうな下品な笑いの連発で、苦手な人もいらっしゃるのでは?
リュック・ベッソンって、こんなギャグ描く人でしたっけ?
本当にリュック・ベッソンも脚本に関わってるの?って思ってしまいました。
こんな人にオススメ
『ワイルド・スピード』シリーズが好きな方。特に、初期のレース映画じゃなくて最近の何でもありなカー・アクション映画になってからが好きな方は楽しめると思います。
あと、バディものが好きな人にもオススメです。
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こちらは、刑事と俳優がバディを組むアクション・コメディです。
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