金曜日のファストフード店、警察官のダニエルと名乗る男から電話が入り、店長のサンドラは従業員のベッキーに窃盗の容疑が掛かってると聞かされる。ベッキーは無罪を主張するが、サンドラはダニエルに指示されるままベッキーの持物検査・身体検査を実行していく。
アメリカで10年間・30州にもわたり70件もの被害があった「ストリップサーチいたずら電話事件」もとに作られた映画。
事件の概要を知った上で鑑賞を始めたので、最初から「いたずら電話」である事を分かっていた。
まさに今回のタイトル通り「何でそ〜なるのかなっ?」って感じになりました。
確かに犯人は「警察官」の権威を利用し、ことば巧みに皆を操る。ダニエルの支持に違和感を感じながらも、「警察官」の指示にはみんな従ってしまうのだ。
でも、電話の向こうの警察官に、そんなにも逆らえないものなのだろうか?
事実は小説よりも奇なり。
フィクションであれば「設定に無理がある」とでも言えるのだが、事実だからしょうがない。
人間とは、こんなにも権力に弱いものなのか?自分が「正しい事をしてる」と思い込んでる人間ほど怖いものはない。
映画的には、その辺の心理というか人物描写はよく描けてたと思います。
しかし、愉快犯とはいえ犯人の目的がわからない。
他人を従わせる事に喜びを感じたのだろうが、電話の向こうからでは確認もできない。
実際は、指示に従ってるフリをしながら鼻をほじってるかもしれないのに(笑)
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