『ワンダーウーマン 1984』〜 愛だろ、愛!

(Wonder Woman 1984 2020年 アメリカ)
ワンダーウーマン 1984(字幕版)




随分と久しぶりの投稿となりましたが、再開1回目を飾るのは待ちに待った『ワンダーウーマン 1984』。

2017年公開の前作に引き続きガル・ガドットが主演、パティ・ジェンキンスが監督を務める。

今作でヴィランを演じるには『ゴーストバスターズ』(2016)などのクリステン・ウィグと、『キングスマン: ゴールデン・サークル』『イコライザー2』などのペドロ・パスカル

そして最大のサプライズは、前作の70年後を舞台としているのにクリス・パイン演じるスティーブ・トレバーが再登場している事。

果たして彼は、どのような形で復活を遂げるのか!?



あらすじ

1984年のワシントンD.C.。

スミソニアン博物館で働くダイアナ・プリンスには、正体不明のヒーローとして人々を守る”ワンダーウーマン ”という、もう一つの顔があった。

ある日、ショッピング・モール内の宝石店を襲った強盗たちを捕まえたワンダーウーマンだったが、彼らが奪ったお宝にはある秘密があった・・・。



感想

期待していた通り「期待以上の出来」でした!

待った甲斐がありました。

出来れば延期されずに公開される事が望ましかったが、ひとまず劇場で公開された事は非常に喜ばしい。

ワーナーさんも、本作以降、2021年公開予定の17作品を劇場公開と同時に配信リリースする事を発表し監督陣と揉めてるようですが、劇場公開せずにネット配信してしまうどっかの会社よりはよっぽどマシ?

そんな中、「ちゃんと劇場公開する事」を条件に『ワンダーウーマン 』の第3作の製作を引き受けたパティ・ジェンキンス監督には拍手!

確かに、面白い映画は大スクリーンで観ても、テレビの画面で観ても面白い。

でも、映画館で観る事は特別な「体験」だと思う私なのです。

もちろん今回も、色々な鬱憤を発散してくれる、スペシャルな体験が出来ました。



内容については、ネタバレを避けたい私にとって、なかなか厳しいものとなっております。

スティーブ・トレバーの復活の理由とか、アレもコレも・・・。

言いたい。でも、言いたくない。



ただひとつ言える事。

おじさんは泣いてしまいました

頑張れ、ダイアナ!



今回、2時間半という中々の長尺も、私にとってはアッという間でした。

ダイアナが少女時代に参加した、故郷セミッシラで行われたアマゾン族のオリンピックの様なトライアスロンの様なレース。

大人の戦士たちと同等に渡り合う少女ダイアナに、未来のスーパーヒーローの片鱗を感じさせるオープニング。

ここで、アマゾン族の将軍アンティオペがダイアナに掛ける一言が、ラストへの伏線になっている。


続いて、美しく成長した”ワンダーウーマン ”が、ショッピングモールを舞台に大捕物で魅せる。


以降、ドラマ・パート、アクション・パートと、バランス良く展開し観るものを飽きさせない。

しかも、ドラマ・パートではガル・ガドットの80年代ファッション・ショーを堪能出来たり、クリス・パインの80年代ファッション・ショーで笑わせてくれたりと盛り沢山。

欲を言えば、『ゴーストバスターズ』のときの様なクリステン・ウィグのコメディエンヌぶりを見たかったが、贅沢は言うまい。



もちろん、アクションも満載。

予告編にも登場する砂漠の中を走るトラック上でのアクション・シーン。

スティーブ・トレバーのアクションは、『レイダース/失われたアーク』の影響を受けているという話だが、私はワンダーウーマン が鞭を使ってトラックの下を潜るシーンで、インディ・ジョーンズを想起してしまいました。



余談ですが、うちの奥様はガル・ガドットを「可愛い」と表現します。

ですが私にとっては、ガル・ガドットは「カッコイイ」なのです。

『ワイルド・スピード 』シリーズで演じたジゼルのイメージが強いこともありますが、”ワンダーウーマン”として初お披露目となった『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』における、バットマンの絶対絶命のピンチを救ったシーン、そして時系列の上でワンダーウーマンの誕生となる前作『ワンダーウーマン』での、コートを脱ぎ捨て梯子を登りノー・マンズ・ランドに立ったシーン、どちらも鳥肌モノのカッコ良さ


そんな「カッコイイ」ワンダーウーマンの勇姿が又見られると思うと、ワクワクが止まりません。

パティ・ジェンキンス監督は、他にも『スター・ウォーズ』の新作と、ガル・ガドット主演の『クレオパトラ』も控えている様なので、気長に待つとしましょう。

「観るまで死ねない」リストに入る映画が、また増えてしまいました。


とりあえず次は『ジャスティス・リーグ/スナイダー・カット』かな。


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