yakkunの趣夫生活

人生で大切なことは、全て映画が教えてくれた。

片山友希さん

f:id:kashi-yan:20211216122620j:plain



吉村界人くんを発見したTVドラマ『セトウツミ』。
www.kashi-yan.com


同じく『セトウツミ』で「初めまして」だった女優が、片山友希さんだった。





ご存知ない方の為に・・・。


『セトウツミ』とは、二人の男子高校生、瀬戸と内海が河原の階段でたわいも無い話をしているだけのワンシチュエーション・コメディ。


別冊少年チャンピオンに連載されていた漫画が原作で、2016年には、菅田将暉さん(瀬戸)、池松壮亮さん(内海)で映画化もされている。






ドラマ版では、葉山奨之さんが瀬戸、高杉真宙さんが内海を演じており、片山友希さんは瀬戸に憧れる「ハツ美」という下級生の役でした。


映画版が面白かったんでドラマ版も観始めたんだけど、第3週目くらいでハツ美ちゃんが登場してからは、毎回ハツ美ちゃんの登場を待っている自分がいた。


ハツ美ちゃんは、その登場シーンからインパクト大で、階段に座って喋っている瀬戸と内海の前を全力疾走で横切ったかと思うと、また走って戻って来て瀬戸の顔面面にラブレターを押し付けるというもの。


瀬戸曰く、「果たし状かも知れない!」


マジ、そんな勢い。


そのクセ、瀬戸とは照れて話せないハツ美ちゃんは、内海に耳打ちして瀬戸とコミュニケーションを取るという、まさに”ギャップ萌え”。


たまに口を開いたかと思うと超毒舌で、非常に魅力的な不思議ちゃんキャラでした。


原作は読んで無いけど、「ハツ美ちゃんは片山さんにしか演じられない」と思わせる、まさにハマり役だったと思います。



(ハツ美ちゃんの登場は第3話から↓↓↓↓↓




その後、TVドラマでは『伝説のお母さん』や、『探偵☆星鴨』などで、ワリと重要な役どころを努めますが、映画では『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』も、『ねことじいちゃん』も役が小さ過ぎる。


片山友希という女優さんを生かしきれていないと思った。


と思っていたところで先日観たのが、『君が世界のはじまり』(2020)。


良かった。良い映画だったし、片山さんの役も良かった。






『君が世界のはじまり』の主役は松本穂香さんが演じる女子高生で、その同級生役の片山さんは中田青渚さんに次ぐ3番目ぐらいの扱い。


でも、わたしの中では一番良い役だし、一番片山さんに合ってる役だったと思う。


母が家を出て行ったのは父のせいだと恨み、父とは口も聞かない片山さん演じる純。


そんな純の心を救ってくれるのが「ブルーハーツ」ってのに、おじさんはグッと来ちゃうよね。


古舘寛治が演じる純の父も良くって、せっかく作った料理に手も付けない純を怒りもせず暖かく見守ってる。


最後は、そんな二人にほっこりさせられる。


やっぱり片山友希という女優さんはイイ!と改めて思いました。


なので、今更ながら『茜色に焼かれる』を、劇場に観に行かなかったことをちょっと後悔。


っていうか近所でやってないんだよなあ。


そろそろWOWOWで放送されるかな?





新作の『フタリノセカイ』では、トランス・ジェンダーの男性と交際する女性の役。


これまた面白そうだし、片山さんの良さが出そうな役どころで期待大。


でも、これまた近所でやらないっていう・・・。