(Death Becomes Her 1992年 アメリカ)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス監督が、ブルース・ウィリス、メリル・ストリープ、ゴールディ・ホーンの大スター3人を主演に迎えて作ったブラック・コメディ。
アカデミー視覚効果賞受賞作。
あらすじ
ヘレン(ゴールディ・ホーン)は婚約者のアーネスト(ブルース・ウィリス)を連れて、昔からの友達で今は落ち目の元人気女優マデリン(メリル・ストリープ)を訪ねる。元々マデリンのファンだったアーネストは、マデリンに誘惑されヘレンを捨てて彼女と結婚してしまう。
ショックを受けたヘレンは、7年後には激太りした挙句、精神病院に入れられてしまう。
さらに7年後、ヘレンから出版パーティーに招待されたマデリンとアーネストが彼女を訪ねると、そこには若さと美しさを取り戻したヘレンの姿が。
感想
この作品の見どころ言えば、『エイリアン3』『バットマン リターンズ』を抑えてアカデミー視覚効果賞を受賞した特殊メイク。
ジャケ写になっちゃってるんで言っちゃって良いと思うんですけど、メリル・ストリープの首から上が後ろ向いちゃったり、ゴールディ・ホーンのお腹に大きな穴が開いて向こう側が見えちゃってたり。CG技術が発達していなかった当時は、結構衝撃的な画でした。
合成だってことはわかるけど、「一体どうやって撮ってるんだろう?」って思ったものです。
他にも、ゴールディ・ホーンの激太りメイクや、メリル・ストリープのちょい老けメイクもなかなかリアル。
今なら、CGで俳優さんを若返らせることも可能ですが、本作では老けメイクから元に戻ることで若返りを表現しているが、演じている女優さんたちの美しいこと。
二人とも、40代後半とは思えません。
そして、忘れてはいけないのが、二人に「不老不死の秘薬」を渡す謎の美女を演じるイザベラ・ロッセリーニ。
当時40歳のはずですが、6年前の『ブルー・ベルベット』の時より若く見えます。
20代に見えるという設定にも、説得力があります。
実はこれも特殊メイクだったりして。
ここでひとつ疑問。果たして、美しいって若いことなんでしょうか?
確かに、若いことは素晴らしいことです。
でも、誰もが歳をとります。それには逆らえません。
そこには、若い時とは違った美しさがあるはずです。
シャーリーズ・セロンだって、ジェニファー・コネリーだって、今も美しいじゃないですか。
そりゃ女優さんなんで、いろいろ努力もしているんでしょうが、決して若い頃のままじゃないですよね。
フェイスラインだって、肌質だって変わってるけど、そこには歳を重ねたからこその美しさがあると思うのです。
決して、アンチエイジングや、そいう努力をしている人を否定しているわけではないですよ。
映画の中で永遠の若さを手に入れたふたりは、大きな代償を払うことに・・・。
こんな人にオススメ
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』など、ブラックな笑いのSFコメディが好きな方。
『ゾンビランド』『ゾンビ・ガール』など、ホラー・コメディが好きな方。
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たっぷり笑えて、ちょっぴり怖い。視覚効果は格段に進歩しています。
『ゴーストバスターズ(2016)』
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