(The Invasion 2007年 アメリカ)
ジャック・フィニイのSF小説『盗まれた街』を原作とし、ドン・シーゲル監督の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(1956年)、フィリップ・カウフマン監督の『SF/ボディ・スナッチャー』(1978年)、アベル・フェラーラ監督の『ボディ・スナッチャーズ』(1993年)に続く4度目の映画化。
ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ共演。
あらすじ
スペースシャトルが墜落事故を起こし、その残骸には未知のウイルスが付着していた。
精神科医のキャロルの元に女性患者が訪れ、「夫が別人になってしまった」と訴えるが、キャロルは妄想だと診断する。
だが、やがてキャロルの周りでも不思議な現象が起こり始める・
感想
ドン・シーゲル監督の56年版をショック映画、フィリップ・カウフマン監督の78年版をホラー映画とするならば、今回はパニック映画といったところか。(残念ながら93年版は未見です)
過去作の、寝てる間に体をコピーして入れ替わる設定から、ウィルスが感染した人が寝てる間に発症して人格を乗っ取る設定に変更。
この事により、ウィルスに感染した母親が眠らないように頑張り、寝そうになると息子が起こそうと必死になり、母の為に色々と頑張らなければいけないという、スリリングな展開が待っています。
終盤の、この親子のコンビプレーが、ひとつの見所。
主人公を、子を持つ母親に変えたことが、ここで生きてきます。
頑張る子供は、どうしても応援したくなる。あと、追い詰められる美女も。
一方過去の作品と一緒な点は、ウイルスに侵された人たちが無表情で歩いているのがゾンビっぽいっていうところ。
感染したフリをして無表情を通せばバレないってのは無理がある気もするが、見ててハラハラさせられるのは事実。
元ダンナにウイルスを浴びせられ、感染しながらも発症を逃れるため寝ないで頑張るニコール・キッドマン。
そんな時でも、目の下にクマを作ることもなく、お肌ツヤツヤで美貌を保っているところは流石です。
こんな人にオススメ
M・ナイト・シャマラン監督の『ハプニング』とか、スティーブン・ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』の様なパンデミック映画の好きな方は楽しめるのではないでしょうか。
こちらもオススメ
設定はだいぶ変更されていますが、原作が一緒なので見比べてみましょう。
↓↓↓↓↓
www.kashi-yan.com
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: Prime Video
- この商品を含むブログを見る