yakkunの趣夫生活

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『ダークナイト ライジング』〜 三部作、ここに完結!

(The Dark Knight Rises 2012年 アメリカ)

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catwoman

前作『ダークナイト』の出来が良過ぎてハードルが上がっていたせいなのか、本作の方が低く評価される傾向にありますが、わたしは『ダークナイト』と同じぐらい好きだし、同じぐらい良い作品だと思いますよ。


本作は前作以上に「正義」というものに関して考えさせられる内容になってるし、『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』の内容を受け、文字通り三部作を完結させるに相応しい作品なのではないでしょうか。






今回の敵”ベイン”は、バットマン同様、第1作に登場したラーズ・アル・グールの元で戦い方を学んでおり、ラーズに破門された過去を持つ。


今のバットマンではベインに敵わないと思った執事のアルフレッドは、目を覚まして考え直して欲しいとブルース・ウェインの元を去ってしまう。


これは大ピンチ。


他の何をなくしても、アルフレッドを失うのはバットマンにとって最大の痛手。


どうなるバットマン!?






盟友ジム・ゴードンはベインの凶弾に倒れ入院、女泥棒セリーナ・カイルことキャットウーマンは協力してくれるのかと思いきや、バットマンをベインに売り渡してしまう。


アルフレッドの予想通り、満身創痍のバットマンがベインに敵うはずもなく、ボコボコにされた挙句に何処かの奈落の底に閉じ込められてしまう。


実はこの”奈落”と呼ばれる地下監獄は、ベインが生まれ育った地で、脱出不可能とされるこの”奈落”を幼きころのベインは脱出したというのだが・・・。






『バットマン ビギンズ』でゴッサム破壊に失敗したラーズに代わって、ゴッサム・シティを壊滅に追い込もうと企むベインは、今や警察本部長となっていたジム・ゴードンとハービー・デントの、前作『ダークナイト』のラストで起こっていたある秘密を暴露する。


このことで、前作以降、強力なものになっていた警察の権力が揺らぐことになってしまう。


3千人もの警官隊を罠にハメて地下に閉じ込め、刑務所の囚人たちを解放したベインは、バットマン不在のゴッサムで彼らを先導してやりたい放題。


しかし、地下監獄”奈落”でこのニュースを聞いたバットマンことブルース・ウェインが奮起。


身体を鍛え直して、かつてベインも成し遂げたという、”奈落”の脱出に挑む。


この、ライバルが挑んだ試練に主人公も挑むという「少年ジャンプ」的展開が胸熱。


どん底から這い上がった主人公は、何倍も強くなります。






『バットマン リターンズ』のキャットウーマンも良かったが、本作のキャットウーマンも良い。


敵か味方か分からないキャラクターも良いが、そのいで立ちもまた良い。


いかにも女泥棒といった感じの、全身黒の体にフィットしたスーツもセクシーで好きなのですが、わたしのお気に入りは”ネコミミ”。


今作のキャットウーマンは、『リターンズ』の時のような「猫の神秘的な力で命を与えられる」というファンタジックなキャラクターではないので、フードやカチューシャみたいに”ネコミミ”を付ける訳にはいかない。


そこで、暗視ゴーグルをはね上げると”ネコミミ”に「見える」というデザインになったようだが、泥棒なので暗視ゴーグルというアイテムはピッタリだし、非常に無理のない”ネコミミ”だと思いました。


二輪版バットモービル”バットポッド”に跨る御姿も、セクシ格好良い。






バットマンはもちろん、本バージョンのキャットウーマンの活躍をもっと見たい気持ちもありますが、本作での完結の仕方が私は非常に好きです。


本作が好きな理由の半分ぐらいは、そのエンディングにあるといっても過言ではありません。


2時間45分の本作の、もっと言えば7時間30分に及ぶ三部作のラストに相応しいエンディングです。


ルーシャス・フォックス、ジム・ゴードン、ジョン・ブレイク、アルフレッド・ペニーワース、彼らが何に気付き、何を目撃するのかを、畳み掛ける様なテンポで見せていく。


それぞれのこれからを想像したくなるような終わり方が、とても好き。




こちらの作品は、”Amazon Prime Video”、”U-NEXT”でも視聴できます。
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